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各キャラクターの個別ページへ飛びます サーヴァント一覧 コメントフォーム サーヴァント一覧 レアリティ セイバー アーチャー ランサー ライダー キャスター アサシン バーサーカー その他 ☆1 アーラシュ ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 佐々木小次郎マタ・ハリ スパルタクスアステリオス ☆5 アルトリア・ペンドラゴンアルテラ 諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕 ヴラド三世 ジャンヌ・ダルク ☆4 アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕ネロ・クラウディウスジークフリートシュヴァリエ・デオン エミヤ エリザベート・バートリー マリー・アントワネットマルタ ステンノカーミラ ヘラクレスタマモキャット ☆3 ガイウス・ユリウス・カエサルジル・ド・レェ ロビンフッド クー・フーリンロムルス メドゥーサブーディカ牛若丸アレキサンダー ジル・ド・レェメフィストフェレスクー・フーリン 荊軻 呂布奉先ダレイオス三世清姫 マシュ・キリエライト ☆2 武蔵坊弁慶レオニダス一世 ゲオルギウスエドワード・ティーチハンス・クリスチャン・アンデルセンウィリアム・シェイクスピア 呪腕のハサンシャルル=アンリ・サンソンファントム・オブ・ジ・オペラ カリギュラエイリーク・ブラッドアクス 簡易編集ページ コメントフォーム 名前
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BMI値算出方法 BMI=体重(kg)/身長の二乗(m) 22.0の場合が標準体重である。 25.0以上の場合を肥満。 18.5未満であれば低体重と見なす。 67.70 :グレンデル 67.46 :ピサール 62.81 :アステリオス 59.52 :ベルセルク 57.83 :李逵 52.08 :孫悟空 51.02 :酒呑童子 50.43 :ザッハーク 49.82 :ゴリアテ 46.80 :ナラシンハ 44.47 :ロスタム 43.62 :コンモドゥス 43.02 :メレアグロス 42.90 :聖ニコラウス 41.52 :チンギス・ハン 40.83 :ウッフェ 40.36 :武蔵坊弁慶 40.27 :徳川家康 39.18 :坂上田村麻呂(体重120kg時) 38.95 :蚩尤 37.50 :ベーオウルフ 36.88 :パラシュラーマ 35.93 :坂田金時 35.73 :ラグナル・ロズブローク 34.24 :ファフニール 32.08 :カール大帝 31.63 :役行者小角 30.57 :フェルグス・マック・ロイ 30.47 :自来也 29.14 :風魔小太郎 29.02 :ペコス・ビル 28.81 :エドワード・ティーチ、宮本武蔵 28.34 :ヴラド・ツェペシュ 27.54 :本多忠勝 27.47 :ジョン・ジョンストン 27.14 :行基、大アイアス 26.53 :ピロクテテス 26.35 :オデュッセウス 26.31 :ヘクトル、第六天魔王織田信長 26.30 :ロジェロ 26.26 :ハヌマーン 26.23 :フェリドゥーン 26.15 :インドラジット 25.97 :ラメセス2世 25.88 :ラーマ 25.73 :ムワタリ2世 25.41 :ニムロド 25.40 :ベレロフォン 25.34 :テセウス 25.11 :トリスタン 25.10 :シモ・ヘイヘ 25.04 :源頼政 24.99 :エイハブ 24.92 :ルノー・ド・モントヴァン 24.88 :ベイリン 24.84 :イウェイン 24.77 :平景清 24.74 :聖ジョージ/ゲオルギウス 24.69 :サムソン、ローラン 24.62 :神武天皇 24.59 :ラドカーン 24.43 :オリオン 24.38 :ナポレオン 24.20 :カルキ、アッティラ 24.15 :ガイウス・ユリウス・カエサル(皆鯖板) 24.10 :イアソン 23.99 :スパルタクス 23.96 :ディオメデス 23.92 :ピタゴラス 23.89 :アロンソ・キハーナ、エル・シド 23.81 :源為朝 23.80 :カルナ、関羽 23.55 :坂本龍馬 23.52 :シグルド、シグムンド 23.42 :張三豊 23.36 :牛御前 23.34 :呂布 23.33 :イリヤー・ムーロミェツ 23.30 :アムピトリュオーン 23.29 :ケルトハル・マク・ウヒテル 23.23 :アシュヴァッターマン 23.15 :プロスペロー 23.14 :ピュグマリオン 23.03 :シャンゴ 22.99 :キュロス二世 22.86 :ディエゴ・ベガ 22.79 :ディオスクロイ 22.72 :ホテルス 22.59 :オリヴィエ(TYPE-MOON板) 22.43 :ラーヴァナ 22.35 :ソロモン 22.34 :ウィ―グラフ 22.22 :ケイ 22.16 :オリヴィエ(皆鯖板) 22.07 :ガウェイン 22.01 :オルフェウス 21.92 :マリー・アントワネット 21.85 :クッレルヴォ 21.63 :フィン・マックール 21.60 :キルロイ、クリシュナ、崇徳上皇 21.56 :ヘイドレク 21.55 :スキールニル 21.50 :織田信長 21.45 :ロンギヌス 21.40 :ソロモン・イブン・ガビーロール 21.39 :ディートリッヒ・フォン・ベルン 21.36 :立花道雪 21.34 :源頼光、曹操孟徳 21.30 :ハディング 21.26 :アンチ・キリスト(偽) 21.22 :カイニス 21.20 :ハーゲン 21.16 :イムホテプ 21.15 :ハンス・ウルリッヒ・ルーデル 21.13 :ドゥクパ・キンレイ 21.09 :ウィリアム=H=ボニー 21.08 :アタランテ 21.07 :メアリー・フリス 21.05 :ブラダマンテ 20.94 :ブリュンヒルド 20.91 :ブーディカ 20.90 :レ・ロイ、沖田総司 20.83 :エウロペ 20.80 :アキレス 20.76 :アン・ズォン・ウォン 20.70 :吉備津彦命 20.65 :メフメト2世 20.57 :巴御前 20.48 :羿 20.45 :頼豪阿闍梨、黄帝 20.44 :ペンテシレイア 20.40 :アストルフォ、ポイヤウンペ、李書文 20.31 :モーセ 20.30 :ペルセウス 20.28 :プテサン・ウィ 20.20 :パリス、パラケルスス、エリザベート・バートリー、安部晴明、禹 20.08 :スキュラ、エンキドゥ 20.06 :エノク 20.02 :マヌ 20.00 :首なしライダー、源義経 19.98 :豊臣秀吉 19.83 :ロムルス、アルジュナ 19.71 :セミラミス、日本武尊 19.74 :聶隠娘 19.56 :モードレッド 19.46 :エキドナ 19.39 :カスパール 19.38 :鉄扇公主、クレオパトラ七世 19.31 :ラシード・ウッディーン・スィナーン 19.22 :冬将軍(少女時)、茨木童子 19.16 :クリスチャン・ローゼンクロイツ 19.15 :セドナ 19.14 :ベディヴィエール 19.00 :マザー・ハーロット 18.96 :チャロナラン 18.94 :アンティオキアの聖マルガリータ 18.90 :上杉謙信 18.87 :ラミア、スカサハ 18.81 :マルフィーザ 18.73 :仲始 18.59 :キルケー 18.55 :白縫若菜姫 18.34 :パーシヴァル 18.31 :始皇帝 18.13 :鈴鹿御前 18.11 :紅孩児 18.10 :アブドゥル・アルハザード 18.09 :安徳天皇 17.99 :カイン 17.90 :オマール 17.86 : ナタ 17.60 :メリー 17.56 :コンラ 16.67 :ブラックライダー 16.65 :壱与 15.24 :ジャンヌ・ダルク 12.41 :坂上田村麻呂(体重38kg時) 12.40 :ラウリン .. 2.4 :トム・サム 【欄外】 バトラズ(デカい) 清姫(蛇) ジェヴォーダンの獣(犬) クラン・カラティン(ムカデ) 白面金毛九尾の狐 (モフモフ) クラン・カラティン(不明) アルセーヌ・ルパン(不明) AK(銃) ロボ(狼) フグ(種による)
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マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 二時限目 「おはようございますロードエルメロイ二世、次の聖杯戦争講義っていつですか?」 「なに?」 「あっ!ロードエルメロイⅡ教授ぅ。サーヴァントの講義って何時おやりになるんですの?」 「……は?」 「あそこに居るのはマスターV!?次の聖杯戦争必勝講座っていつっスか!?」 「……………」 『拝啓ロードエルメロイ二世様。自分も参加したいので聖杯戦争におけるサーヴァントの講義を是非やってください。やってくれないと暴れ■■、落ち込みます』 「………なんなんだ一体……ファック!」 「フラット、ちょっと来い」「ん?あれ、どうかしたんですか先生?」 「いやな、最近私にサーヴァントの講義をしてくれと言う生徒や講義してくれという嘆願書が私の所に届けられるんだが…… ……お前、四次アサシンのようにフラットABCDに分裂して裏で何かやってる、なんてことは無いだろうな?」 「先生……いくら流石の俺でも自作自演するほど暇じゃないですよ!」 「………まあ確かにな。お前の場合そんな暇があるならベーオウルフかクーフーリンの聖遺物でも探しに行っているか」 「そうですよ!でもこれが全然見つからなくて……」 「ほう?」 「いえ!なんでもないですハイ!それにしても流石先生って相変わらず人気者ですよね!?」 「クソっしかしなんだって突然……そもそもサーヴァントの講義にしてもフラットにしかしていない───フラットお前他人に喋ったか?」 「はい!他の友達に自慢してやりました!ロードエルメロイ二世の特別授業を受けてき───」 「ベルベット征服パンチ!!」「た───ぎゃ!??い、痛いですよ!何するんですか先生!?」 「何をするんだはこっちの台詞だ!一連の騒ぎの原因はお前のせいかこの馬鹿者!」 「だ、だって普通なら自慢したくなるじゃないですか。先生の講義って元々人気あるし、その内容が聖杯戦争の特別講義ともなると余計に」 「だったらなおさら黙っていろ!おかげで私はな───」 「きゃーーーーー!エルエロイⅡ教授がいる!」「え、嘘本当?マスターV?わぁ本当!素敵……」 「おぉぉっ!!教授、俺たちにもサーヴァントの講義してくださいよ!フラットばっかりズルイですよ!」 「教授、わたしからもお願いします!」「時計塔の名物講師グレートビッグベン☆ロンドンスターの名が泣くぜ教授!!」 「い、いや待てお前たち!私はだな───っ!!」 「「「「マスターV!マスターV!マスターV!マスターV!」」」」 「マスターV!マスターV!マスターV!先生はやっぱり人気者ですね───ぐあ痛いっ!」 「フラットォ後で覚えておけよ!?……判った!判ったからこんな所で騒ぐな!今からやってやるから受ける気がある奴は第三室に来い!」 「うぉおおおおラッキー!」「わたしロードの授業初めて!」「実験は後日やると伝言してくれ!」「流石プロフェッサー・カリスマ話が判る!」 「な……なぜこんなにも集まる────?」 「あの先生。弟子の俺がこう言うのもなんですけど、先生はもうちょっと自分の人気度を理解した方が良いんじゃないかと」 「い、いやだって、今からやるのは別に魔術の講義じゃないんだぞ!?しかも聖杯戦争は私が解体したからもう起こらないんだぞ?」 「いえ”ロードエルメロイ二世が何かの講義をする”ってだけで時計塔の生徒なら集まると思いますよ?講義内容以前の問題で。まず損はしないですし」 「なあフラット。もしかして私は────墓穴を掘ったか?」 「う~ん……墓穴掘っただけじゃなく墓石まで建てちゃったんじゃないですかね?現に今生徒間で凄い勢いで噂が伝播してますよ?」 「は、はは…………ファック!クソ、サーヴァントの講義を始めるぞ!やる気のある者は遠慮しないでいいから退室してくれ!」 「今回やるのは第二次皆鯖のシグルド フィン・マックール パリス ロスタム セミラミス アステリオス 壱与の七体だ。 これだけ居れば前回の講義を知らない者もいるだろうから簡潔に説明する。我々マスターがサーヴァントに求める三つの要素は───」 「サーヴァントの戦力、サーヴァントの扱い易さ、マスターの負担の少なさ、大きく分けてこの三つです!」 「………そ、その通りだフラット。おほん、今フラットが言った通り”正規のマスター”にとってはこの三点、特に戦力と扱い易さが最重要素だ」 「エルメロイ教授、質問があるのですがよろしくて?」「なんだ?」「正規のマスター、とはどういうことでしょうか?」 「簡単なことだ。”正しい手順で聖杯戦争に参戦した魔術師”が正規のマスターに分類されると言うだけだ。 稀にだが居るらしいからな。巻き込まれる形で聖杯戦争に参加するマスターや聖杯自身が数合わせで選ぶマスターやそもそも魔術師でないマスターなどがな。 そういうイレギュラーを不正規マスターに分類している。まあ要するに例外マスターたちの事だな。 私はその手の例外連中の事は除外しているのだ、そういう手合いは個別で講義した方が手っ取り早い」 「なるほど、わたくし達のような真っ当な魔術師にとっては魔術師モドキの事は関係ない、と言う事ですか」 「そういう事だ。では続ける。まずはセイバー、シグルドだ」 「お前たちも知っている者が多数いると思うが北欧神話最大の英雄なのだが……こいつは解説の必要性はあるのか?」 「「あるに決まってるじゃないですか!」」 「正直こいつは完璧過ぎてあまり分析する部分が無いんだが……まあご覧の通り最強のセイバークラスに相応しい能力値だ」 「うわマジ強ええ……」「俺、なんとなくプロフェッサー・カリスマの言いたい事が判った気がする……」 「まあ皆鯖シグルドにとって能力値などまだまだ序の口だな。それに実際問題として『実物』もこのくらいのステータスはあるだろう」 「そっか作中でのグラムの扱いや知名度、セイバー基本値を考えるとこのくらいはあってもおかしくは無いんだ」 「さてシグルドの中で一際存在感を放っているのがやはりこの二つの宝具だな。まずファフニール竜の流血で得た竜血鋼鱗からいくぞ」 「先生、何度見てもこれ鬼性能です!絶対最強ですって!ヒトラーやナポレオンなんて目じゃないですよ!」 「フラットお前この前は最強な皇帝に会いたいだのとか言ってなかったか?」 「いいえ時代はシグルドです!」 「…………まあ、着眼点自体は間違って無いか。能力値と宝具を見ての通り戦闘でシグルドに勝てる奴は殆ど存在しない。 何しろAランクの通常攻撃でもまともに損傷にならないからな。よってAランク攻撃+魔力放出スキルなどのプラスアルファが無いとダメージにならない。 おまけに何の冗談か解放能力まで備わっている。真名を解放した竜血鋼鱗の前では宝具・魔術・呪いなどの攻撃全てが無効化されてしまう」 「あのところでロードエルメロイⅡ教授、正直この魔術や呪いの無効化に意味あるんですか?」 「あまり無い。なにせ対魔力がAランクだ。宝具が無くても魔術、呪術がまともに通用するとは思えん」 「次に魔剣グラムだ。A++ランクと言う最高ランクに加えて余波による無差別攻撃まで付いている。ハハいやエクスカリバーよりも迷惑な魔剣があったものだ」 「あの~先生。真面目な話なんですけど、聖杯戦争でこのシグルドを召喚すれば勝てますか?」 「ん?……ああそうだな……、フラットの言う様に普通に勝てるだろうな」 「おいおいマジ必勝法来たよ!」「ええいシグルドだ!シグルドの聖遺物が無いかお爺様に聞くんだ!」「どうやったらシグルド召喚できますか!?」 「ええい静かにしろ!ステータス、宝具、クラススキルと攻守共に完璧。伝承の通り最強の幻想種たる竜すらも倒した経験値。正直負ける要素を探す方が難しいな」 「プロフェッサー、これぶっちゃけ勝てるサーヴァントって居るんですか?」 「勝てるサーヴァントか?超宝具持ちのギルガメッシュ、グラムと同等かそれ以上の破壊力があるであろうラストファンタズム持ちのアルトリア、ヘラクレス、 王の軍勢の数で攻められるイスカンダル、因果の逆転の槍クーフーリン、多様宝具持ちのエミヤ、あと相性の問題で宝具殺しのディルムッド、とまあ勝てそうなのはこの辺りか?」 「え、たったそれだけ?」 「太陽剣グラムは魔剣のカテゴリの頂点にあり、尚且つ本人は北欧神話最大の英雄。 この段階でほぼシグルドもヘラクレスやアーサーと同様に最強の一角の一人として君臨していると考えられる。 よって真っ向からシグルドを打倒したいのならシグルドと同格の英霊じゃないとまず無理だろうな」 「なるほど同格かぁ。だから対抗できる英霊がそんなに沢山はいないのね」 「さて、これだけ無敵臭がするシグルドだが必勝を期すならば戦闘力が低いマスターは戦場に一切出るな。それと背中の弱点の対策を必ずしておけ。 普通の頭が働くマスターならば確実にこの弱点は狙ってくる。特にハサンのようなアサシンには細心の注意を払うように」 「教授なんかその隠れてるだけって……聖杯戦争に参加してるっぽくないんですが……」 「確実に勝ちたいならば、の戦略だ。自信のある奴は別に戦場に出ても構わん。まあそうだな大抵の敵はグラム一つもあれば十分なんだが、 消耗の激しい竜血鋼鱗の真名の解放とグラムによる周辺の被害には十分に注意をしておけ。グラムはあまり場所を選ばないで使用すると確実に監督役に目を付けられるぞ? それから膨大な魔力消費の問題で二つの宝具の同時使用や連発は自殺行為だ、シグルドは勿論の事マスターまで魔力供給で巻き込まれかねんから絶対にするな。 最強の駒で自滅したなんて笑い話にもならんぞ?」 「さてと少しシグルドが長くなったが次はランサー、ディルムッドやクーフーリンと並ぶケルト神話の大英雄フィン・マックールに入る」 「へーいエルメロイ教授質問なんですけど、このフィンを召喚したら本当に爺さんが出てくるんですか?」 「………普通なら全盛期の姿で召喚される為そういう事は無いんだが、このフィンの場合は無いとは言い切れない……」 「うわぁ、俺爺が出てきても全く嬉しくねえ!」 「恐らくマスター次第だろう、若い姿で現れるか老人の姿で現れるかは。まあエーデルフェルトの者がマスターなら間違いなく両方が出てくる。 で能力値はと、ほぅ流石は魔術を扱うだけあって魔力ステが高いな。クラススキルの対魔力もCランクと十分に高い」 「先生ー!早く宝具行きましょう宝具!」 「では血統の青槍だが宝具系統は解放系で使用者を補助するタイプだな。精神干渉無効化。対魔力がAにアップ。全ステータスがアップか」 「なんか地味ですわね」 「地味さと使えなさを履き違えるな。元々フィンにド派手さは必要無い、素早く堅実且つ確実に敵対者を葬っていくのがランサーだ。 それにビルガを使用したフィンの能力値は大英雄の名に相応しいものだぞ?これならセイバークラスと張り合っても遜色無い」 「そうか、そう言われれば幸運以外は全てBランクを超えるですよね。確かにこれなら」 「さてフィン・マックールと言ったらやはり知恵の鮭より得た力だな。ふむ超回復に状況打破能力か。いやいやまさにランサーに相応しい堅実に勝ち進むサーヴァントだ。 宝具を使った高能力値による通常戦闘、魔術、回復能力、状況打破能力とフィンは実に幅広い戦略を可能とする。これこそがフィンの最大の武器だろうな」 「先生~フィンはキャスターみたいな絡め手も出来ますかね?」 「まあ可能だろうな。真っ向から勝負も出来るし裏からも手を回せる。戦力、扱い易さ、負担の少なさが揃っている良いサーヴァントだ」 「ということは?」 「後はフィンとマスターの相性と敵の火力の問題だな。聖杯戦争の組み合わせ次第ならば十分に勝てる筈だ」 「次はっと、アーチャーパリスですね先生」 「ついに出たか神話最大級のトラブルメイカー。経験から言わせて貰えばアーチャーと組んだマスターは多分足並み揃わず空中分解するぞ……」 「うわあ、プロフェッサーカリスマにしては珍しく初っ端から酷評だ…」 「能力値は弓兵クラスらしく宝具一辺倒だな。まあパリスの見所はステータスよりもスキルの方か。特に単独行動がAなのはご愁傷様としか言えん」 「先生、パリスは幸運系のスキル───というよりはなんか幸運系英雄って感じですよね?」 「ラック系英雄か、ふむフラット中々言い得て妙だな。パリスの性能はまさにそんな感じだ、幸運だけじゃなく不運も持ってくる辺りが特に」 「あのロード?神々の加護スキルの神霊レベルの支援とは?」 「神霊レベル……ま考えられそうなのは天変地異や天意辺りか?落雷、地震、津波、火山噴火や天啓、呪い、運命介入なんかも有りそうだな」 「天変地異ってうげ、なんちゅーデタラメなスキルだよパリスの癖に」 「さて宝具の一矢報いし天の光明だが、ふむ実にシンプルな弱点追尾の宝具、まさに必殺の矢だな」 「そういえばこの宝具ってシグルドの天敵になりませんか先生?」 「んー、いやどうだろうな。どこぞの騎士王が投影螺旋剣の真名解放や宝具の弾丸を素で叩き落としてたりしてるからな。 解放したアポロンの矢は見た感じだと炎や熱線のような無形とは違う形を持った固形の宝具の様だから大英雄クラスなら打ち落とすのは可能か?」 「フルンディングやゲイボルクと違って弾かれた後の再追尾機能もないですしね」 「ではロードやはり作戦を練る等して機を窺わないと難しいですか?」 「格上相手だと真正面からでは成功率はかなり低いな。下手をすれば宝具戦にもならずにパリスが敵に殺られる可能性がある。と言うよりパリスを真正面から戦わせるな」 「あ、やっぱり?」「アーチャーだしな」「つかパリスだもんな」「まパリスだし」「ファッキューパリス!」 「総評だが戦力的にはイマイチ、扱い易さと負担は……神々の加護といいパリスの性格といい少々不確定要素が多いか。だが女のマスターは悪い事は言わない選ぶな」 「えー。ライダー、ロスタムに入るぞ」 「先生!俺この英雄知りません!」「俺もこいつ知らないっス」「教授はご存知なのですか?」 「いや知らん。………お前らなんだその目は?当たり前だろう中東だぞ中東?そもそも西洋とは魔術基盤が違うんだ、むしろやたら詳しい方が変だ」 「まあ中東の民族叙事詩ですもんね。ギリシャ神話やケルト神話ほど有名じゃなくて当然ですよ。所詮はマイナーですマイナー」 「さて、そのマイナー英雄だが。断じて所詮マイナーとは侮れない能力だぞ?日本での知名度を考えると出力が若干落ちるかもしれんがそれでも十分な能力だ」 「おいおい筋力と耐久がAいっちゃってるよ……うわぁおまけにスキルが戦闘続行Aと勇猛Aかい!」 「うむ良い所に目を付けた。このライダーだが宝具も見ての通り真っ向勝負のライダーだ。イスカンダルやメデューサとは若干タイプが違う」 「先生、征服王やメデューサと若干違う、って何がですか?」 「ん?ああ、あの二人も真っ向勝負のライダーではあるが何気に裏からも手を回したり出来たからな。あの馬鹿王は戦略で電柱女は高等魔術でと言った具合にな。 それに対してロスタムはステータス、スキル、宝具能力的にも真正面から敵と戦って討ち破っていく、むしろセイバーランサーに性質が近い。 こいつは宝具が少し変わっていて条件付き能力上昇の宝具を持っている。勝てば勝つほど戦力を恒久的に上昇させ有利になれる。よってマスターはガンガン勝ちに行くべきだな」 「それはつまり、小細工無用と?」 「そういうことだ。多分ケイネス師やトオサカやマクレミッツのような強力な戦闘手段を持っているマスターとは噛み合う筈だぞ」 「トオサカ……ゲ!おいトオサカとエーデルフェルトは此処には居ないよな!?」「あワタシなんか帰りたくなって来た……」 「ええい静かにしろ!あの二人はこの間やらかした件の責任を取っている最中だ。話を戻すが竜馬との絆は解放系では無さそうだな」 「ロード教授ーそれって強くないって事ですかー?」 「いや竜種と張れる竜馬の潜在能力的に多分騎英の手綱前のメデューサの天馬や神威の車輪の神牛みたいなのが出て来る筈だ」 「……………弱いとか言ってすいませんでした」 「解放系の能力が無い分マスターの負担は悪く無さそうだな。属性も秩序・善ならまあさほど致命的な事態にはならないだろう」 「はいロードエルメロイ、属性ってなんか関係あるんですか?」 「確証の無い私的な意見で悪いが、方針が秩序のサーヴァントはマスターへの裏切りが殆ど無い忠実な者であるケースが多い。 アルトリア、クーフーリン、ディルムッド、ハサンなどな。逆に裏切ったのは中立のメディアにエミヤに混沌の英雄王、メデューサやジルも相性が悪ければ危険だな」 「先生メデューサってそんなに危険ですかね?」 「相性の良いマスターとなら文句無しに上手く行くだろうが彼女が気に入らないマスターとならどうなるか判らん。少なくとも誰とでもやっていける奴では無い」 「ではロスタムのまとめに入る。共にゴリ押し出来る攻撃特化のマスターか、サポートに優れた補助特化のマスターが選ぶと良いだろう」 「アサシンのセミラミスか」 「いや~毒婦が来ましたねえ。ところでエルメロイ教授はどのような女性がお好みなのですか?」 「………何故一斉に私に注目するんだ……特に女生徒諸君!」 「そりゃだって先生は時計塔で抱かれたい男№1の称号を持ってますし」 「ファック、下らない事を言ってないでさっさと終わらせて帰らせてくれ。でこのセミラミスだが……ハサンと違い本職では無いな。 攻撃力的にも真っ向からの暗殺はまず無理か。そしてスキルは神託に一流の魅了か。ふむディルムッドの魔貌と同種の呪いだな」 「先生!ズバリこのアサシンどう使えば良いんですか!俺じゃ全く運営方法が思いつきません!」 「セミラミスは謀略型の暗殺者だ。その性質はキャスター寄り、となればどうすればいいか。フラット答えてみろ」 「え、え~と、うと、権謀術数による、絡め手……とか、ですか?あ、いややっぱり違いますね」 「いや正解だ。セミラミスは絡め手で攻めるのが一番威力を発揮出来る筈だ。むしろ戦闘技術には期待しない位の方がいいだろう」 「しかしロード権謀術数と言ってもキャスターでも無い彼女で何をすればいいんでしょうか?」 「そうだな。とりあえずだが宝具の性能とスキルを有効活用するなら敵マスターの陥落だな。上手くやれば令呪なりで敵サーヴァントも奪える可能性もある」 「「「おおおおーーっ」」」 「だがまあ、そこまでの状況を整える方が大変だ。特にマスターはアサシンの傀儡にされる可能性が非常に高いから注意しろ」 「オ、オレこのアサシンを選ぼうかなぁ?」 「悪いことは言わんから止めておけ。燃費は良さそうだが耐魔能力がよほど高いマスターでないと手駒にするには少々リスクが高いサーヴァントだぞ」 「次はアステリオス、バーサーカーなわけ───」 「先生!ミノタウロスって最強臭くないですか!怪物ですよ怪物!」 「はぁ……フラットまたそれか?」 「うっ、で、ですけど能力値とか凄くないですか?」「あの教授、お言葉ですがフラットの言い分も一理あるかと…」 「一理も二里も無い。運悪くアステリオスを召喚したマスターはご愁傷様。自ら選んだ馬鹿者もご愁傷様、結果は同じだな」 「うう、先生酷い……orz」「ところでロード、こいつはそもそも英霊なんスか?」 「かなり微妙なところだがまあ昔の第四次以前の聖杯戦争ならともかく現在の聖杯戦争なら絶対に有り得ないとは言い切れん」 「まあこういうキワモノは何か怪物のサーヴァントみたいな専用のエクストラクラス辺りで出てきそうな感じですよねー」 「しかし、狂化がAランクなぞもはや冗談としか思えんな。こんなもの一流のマスターでも無い限り制御出来るわけが無いぞ…」 「プロフェッサー質問です。ワタシがこのサーヴァントと契約するとどの程度いけますか?」 「ふ、む………君の魔力量だと……良く持って一週間、まともに戦闘したら三日程度で魔力を枯渇されて死ぬだろうな」 「み、三日……?あの勝てるとか良い所まで行けるとかそういうのも無しですか?」 「あのな、そもそもこいつは理性が完全に無くなっているためマスターを認識しているのかさえ怪しいものだぞ? それに過剰の強化はその分キッチリとマスターの負担に直結する。この世は等価交換だ、君の魔力ではどう考えても持たない」 「さて話を戻すぞ。スキルは流石は怪物と言ったところで自己改造に怪力と怪物属性スキルがてんこ盛りだ」 「あのこのスキルって良くないんですか?」 「いや良いか悪いかで言えば十分使えるスキルだが長い目で見ると諸刃の剣だ。この手のスキルは使えば使うほど怪物化が進むからな、つまり…」 「えと。マスターがアステリオスに殺される危険性なども出てくる?」 「ああ。特に宝具が一定条件下で自動発動するバーサーカーのマスターにとって非常に危険なものだ。 本来なら弱まった魔力の回復の為の宝具なのだろうが……どう考えても消耗の激しい狂戦士クラス向きの宝具では無い。 最悪、生贄による魔力回復と消費する魔力が拮抗してマスターの苦しみに見合わない回復量になる可能性が否定できないのが怖ろしいな」 「骨折り損のくたびれ儲け、ですか」 「ああ戦力的には良いのだがマスターの持久性に難有りのとにかく危険極まりないサーヴァントだ。これなら安全弁のあるスキュラの方がまだ安全だな」 「そして最後にキャスター壱与だ」 「あー、あー、あーなんて言うか、あー……か、可愛いサーヴァントですね!」 「フラット、下手な慰めは本人だけでなく時に周りをも苦しめるんだ」 「酷い先生!いくらなんでもこのキャスターは全く使えないドハズレサーヴァントだなんて言い過ぎじゃないですか!」 「誰もそこまでは言って無いだろう!!」「でも似たようなことは考えてらっしゃるんですわよね?」 「……まあ確かに私だったらこのキャスターは選ばないだろうな。なにせ勝ち目が薄いどころかマスターの生存率も高くない」 「えと先生、具体的に彼女のどこが良くないんでしょうか?」 「フラット、お前この壱与にまともな戦闘経験があると思うか?」「あー、えー、あー、んー……?」 「つまりそこが最大の弱点だ。敵が戦闘経験超豊富な勇者英傑豪傑軍師揃いの聖杯戦争の中でこれではあまりに心許無い」 「そ、そこはその、マスターがフォローしてあげれば……なんとか?」 「馬鹿を言うな。英雄とも呼ばれる連中の経験値に我々のような人間程度が太刀打ち出来るわけが無いだろう。 まあ確かに彼女は偶像として祭り上げられた言わば傀儡少女だ。マスターにとって扱い易さはピカイチではあるだろうが……」 「キャスターの経験値不足をカバーして戦い抜ける程のマスターはそうは居ない、と?」 「うん。そこまで戦闘特化な者は封印指定執行者や聖堂教会の代行者や埋葬機関員くらいしか思いつかん」 「それともう一つ難点を挙げるならば、壱与の魔術である鬼道の使い勝手が不確かのなのも少し問題だな」 「不確か?いやそれよりこの鬼道ってなんです?」 「恐らく我々とは基盤が別のニホンの魔術なのだろう。系統的には祈祷の類か?まあともかくだ。 この鬼道は非戦闘時には色々と便利なのだが、戦闘時に依頼拒否で魔術が発動しない可能性もあるのが少し悩みどころだな」 「ああ、だから不確かと。普通の魔術なら攻撃魔術を使えば魔力が足りる限り発動はできますからね」 「宝具自体は攻防一体の宝具で悪くないんだが、やはり相性的な面を考慮しても不利なのは変わらないな」 「さて以上で個々の解説は終了だ。今から総評に入る。第二次皆鯖の有力なサーヴァントはシグルド、フィン、ロスタムの三名だ」 「セイバー、ランサー、ライダーかあ。前回の一次皆鯖の講義もセイバーランサーが優秀と判を押して貰えてたし流石は三大騎士クラス」 「やはりこの中ではシグルドが群を抜いているな。普通にやればこいつが勝つだろう。ではフラットこの三名の注意点を挙げてみろ」 「えー、シグルドは物語での絡ませ難さ、フィンは外道爺さん時の性格、ロスタムはマイナーゆえの存在感の薄さ、です!」 「はい良く出来たな。出口はあっちだぞフラット?」 「自信あったのに………orz」「なまじ間違ってない分なんとも言えないわね……」 「ふぅ。シグルドの宝具はどちらも魔力消費の激しい。いくら最強と言えど連戦や宝具使用での魔力不足にはマスター共々十分注意しておけ」 「シグルドは魔力不足による自滅に注意、とメモメモ」 「次にフィンは対軍対城宝具との打ち合いには向いてないからそこに注意しろ。 対人宝具の規模ならば親指での状況打破能力で対応も出来るだろうが広範囲攻撃になるともう状況打破云々の場合ではないからな」 「フィンは対軍対城宝具で消し飛ばされる前に片を付けるべしっと」 「そしてロスタムはセイバーランサーに性質が近い分、キャスターなどの権謀術数には注意しておけ。対魔力が高くない分付け込まれるならまずここだ」 「ロスタムは絡め手に注意しましょう、まるっと。ところでロード?五次や四次聖杯戦争のサーヴァントの解説は?」 「物自体は出来ているんだが数が居る分長くなってな。その内どこかでひっそりと補習でもやるから物好きだけ受けに来い。ではこれで二時限目を終了する」 「「「「ありがとうございました教授」」」」 「次からは二度と私のところに来るなよお前たち!それではな」 ────後日。 「ところでフラット、シグルドの竜血鋼鱗の解放はAランクより上の宝具とやり合った場合どうなるんだろうな?」 「え?」 「いや、二時限目の講義の最中からずっと思っていたんだが説明内容とランクが全く噛み合って無いからな。 宝具の説明内容を取るのかパラメータールールを取るのかで悩んだんだ。 説明内容を重視するならランクはA+なりA++の方が矛盾が少なくて済むなっとな。まあ大した話じゃない」 「まあそんな事より先生とりあえずお疲れ様です!次はいつ第三次皆鯖の講義やるんですか?」 「ロード、次はいつです?」「教授ワタクシにも!」「プロフェッサー次はー?」 「………ファック!私の平穏を返せフラーーット!!」 ~Fin~
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「なにこれ……」 私は現状の理解が極めて困難であることを確認した。 大陸を相棒と共に旅しまわった私だが、このような学校は始めて見る。 まず全員が何故か魔術師のようなマントをしている。そして肩を震わせている顔を朱に染めた少女を含め、指揮者のタクトのような杖を持っている。 もしやここは劇場団員の育成所なのかと類推するが、それにしては少年少女が大半で、大人と分かる人物は少々頭髪の後退が激しい男性のみ。 「さすがはゼロのルイズ! 使い魔に剣なんか召喚するなんてな!」 「おいおい、いくらサモン・サーヴァントができないからって、剣なんか持って来るなよ!」 「剣を使い魔にするなんて前代未聞だよ!」 下劣な叫び声が広場を駆け巡った。 私は其の声に耳を傾ける。 使い魔、召喚、サモン・サーヴァント。 観衆の粗野な野次の中から、いくつかの特徴的な単語を拾い上げることができた。 どうやら何らかの呪法によって、あの少女にこの地に使い魔として召喚されたらしい。 野次を飛ばされた少女のほうに目を向けると、とうとう我慢できなかったのか、男性に怒り交じりに叫びだした。 「コルベール先生! やりなおしを要求します!」 「それはなりません。サモン・サーヴァントは神聖な儀式。やりなおしは認められません。 さあ、次はコントラクト・サーヴァントを」 コルベールと呼ばれた男は教師であったのか。それにしては体裁きに、軍人めいたものがうかがえるのであるが。 ルイズと呼ばれた少女は、憎憎しげな表情ではあるものの意を決したようだ。 「私がまさか剣なんかを使い魔にすることになるなんて……わが名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、われの使い魔と為せ」 淡々とした声でなにやら呪文めいた言葉を唱え始めた。 まあこの場合、呪文めいたというより呪文そのものなのだろうが。 そしてルイズは一瞬逡巡したのち、剣の柄にある宝珠に口付けをした。 つかの間の静寂の後、宝珠に古代のルーン文字が浮かび上がる。 「どうやらコントラクト・サーヴァントは成功したようだね。おめでとう、ミス・ヴァリエール」 「使い魔が剣だから成功しただけさ」 「そんなガラクタ。いったいどこで拾ったんだか」 コルベールの祝辞は、またもや下劣な野次によって遮られた。 おや、ルイズの表情が朱を越えて赤に変わろうとしているが、この子も私の相棒と同じく短気で直情径行型なのだろうか。 「全員終わったようだね。さあ、教室に戻るぞ」 コルベールはきびすを返すと、驚いたことに体を宙に浮かべた。 「お前は歩いて来いよ、ルイズ」 「だってフライもレビテーションも使えないんだもんな」 そして少年少女たちも、次々と宙に浮き出すではないか。 これには私も開いた口がふさがらない。 ここはミュータントか異能力者の育成施設でもあるのか。 ならば私は認識を改めねばなるまい。 「せっかく召喚できたと思ったのに、それがこんな剣だなんてあんまりよ!」 そう言ってルイズは剣を抱え、教室へと向かいだした。 ……私の紹介がまだだったな。私の名はラグナロク。 ガラクタと言われ使い魔にされたあんまりと評価された剣。それが私だ。 終わり 元ネタ:ラグナロクからラグナロク(エアストノイン)を召喚。
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マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 五時限目 「このSSスレもついに二スレ目ですか。良い事ですよね!ね女生徒Aさん!」 「わたし思うんだけどね。あのSSスレをあんなに早く使い潰した原因ってほぼ貴方よね?正直KB使い過ぎなのよ」 「お、俺のせいですか!?」 「今のうちに皆様に謝っておきなさいよ」 「えー?むしろ謝るのは先生の方じゃ……」 「なにあんた教授に恥をかかせる気!?非公式エルメロイファンクラブ通称エルメロイⅡに抱かれ隊を召集しろって言いたいの?」 「ハイ申し訳ありませんでした教授の人柱としてお詫び申し上げます。あーところでそのファンクラブの人数って何人位ですか?」 「軽く計算しても100人単位」 「……………先生枯れてしまう……逃げて先生ー!」 (がちゃがちゃ、がちゃ) 「ん?あ噂をすれば先生が来た。はーい今ドアの鍵開けますからちょっと待ってて───」 (がちゃがちゃ!ガチャ!!ガンガンガン!!バコーーーン!!) 「ぐはっ!?ドアが破壊されたっ!」 「あ~ららフラットったら見事にドアの下敷きになってるし」 「では授業を始めます。生徒の皆さんは着席してください」 「ちょ!?誰ですか貴女!?ていうかその前に踏み倒したドアから退いてくれないですかね!?貴女にドアと一緒に踏まれてるんですがっ!」 「あ、これは失礼。手をどうぞ。本日限りの臨時講師を務めますバゼット・フラガ・マクレミッツです宜しくお願いします」 「あの……先生は?」 「彼は日本の冬木に居ます。里帰りの真似事して老夫妻を喜ばせるんだとか。その後は魔術協会秋葉原支部で自分探しの研究をするとかなんとか。そんな支部ありましたっけ?」 「……バイト代いくら貰ったんですか?」 「流石はロードエルメロイ二世と言ったところですね羽振りが良かった。これで今お世話になっている家主に家賃を───おほん!授業を始めます!」 「これじゃマスターV教授のタイトルに偽り有りに……」 「今日の私はバゼットではなくヴァゼット先生なので多分頭文字はVです。何も問題有りません」 「多分て……じゃあマスターの部分は?」 「聖杯戦争における最強のマスターですがなにか問題が?」 「判りました納得します!納得するんでそのヤバい球体を仕舞ってくださいごめんなさい」 「宜しい。では改めまして皆鯖第五次の講義を始めます」 「まず皆鯖五次のサーヴァントの特徴ですが被害規模が大きい、無闇に目立つと言う魔術師からしてみれば致命的な欠点が多いです。特に一部が最悪のレベルです」 「はいヴァゼット先生!それが何か問題があるんですか?」 「これらサーヴァントをぶつけ合った場合に想定出来る事項として、その土地のセカンドオーナと監督役を同時に敵に回す危険性が増えます」 「ああなるほど。不要な敵は出来るだけ作らないに越した事は無いって事ですか」 「そういう事です。英雄としての知名度や格はチンギス・ハンとガウェインに分があるでしょうね。では個別の解説に入ります」 「始めは問題サーヴァントその1バーサーカー清姫から行きます。まず結構執念深い、つまりしぶといタイプだと伝承から予想出来ます。 一番の問題になるのはこの体の大きさですね。清姫のマスターは確実に破壊される戦場と彼女の巨体に踏み潰されない為の配慮が必要です」 「踏み潰されるってそんな間抜けな事になりますか?」 「あの巨体で狂戦士クラスの時点で十分に有り得ます。恐らく殆どのマスターは清姫をまともに操作出来ないでしょうから。 おまけに大蛇に相応しく筋力と敏捷が高い。敵味方問わず下手に清姫の足元に居たらかなり危険ですね」 「残念ながら清姫はウ○トラマンとは違うって事ですか……」 「戦闘技術は十中八九皆無の筈です。身体性能に物を言わせて暴れるだけですが、火炎攻撃と持ち前の巨体でかなり広いレンジを持っているでしょうから注意してください」 「最後に宝具『消えぬ情念』ですがストーカーの名に相応しいストーカーフレイムです。追尾するだけでなく纏わり付くとは……。 被弾時の威力は致命的では無いようですが、これを喰らうと聖杯戦争で圧倒的に不利な状態に陥りますね」 「はーいマスターヴァゼット、そこまで言う程厄介な物には見えないんですけど?」 「いいですか?この炎は清姫との位置によってダメージを受け続ける事になり、おまけにこちらの位置の情報が明るみになります。 しかし清姫は狂戦士ですからこの宝具を戦略的に使うのは結構難しいです。となると大体のパターンとして敵に真っ直ぐ向かって来る事が予想できます。 ダメージ+清姫による襲撃。場合によっては別のサーヴァントと戦っている最中に横から清姫…といったケースも有り得る訳です。そういう理由から十分厄介な宝具と言えます」 「篭城策は……相手が大き過ぎるから止めといた方が無難ですね。立て篭もって死んだ山伏さんと同じ運命になりかねない」 「では清姫の解説はこれで終了し次へ行きます」 「おおっ!ちゃんと講義になっている上に今回はサクサク進む!凄いですよ!マスターヴァゼット!」 「お、おほん!戦闘に関してだけは得意分野ですので///」 「次も問題サーヴァントその2のランサーロムロスをやります」 「あ~この人の問題点なら俺でも判りますよ……」 「ええ。想像通りでしょうがまずロムロスの宝具『討ち立てる繁栄の大樹』は使用する場所が酷く限定されます。 森林地帯や山中で使うのが一番無難でしょうね。間違っても街周辺では使わない事ですトオサカと監督役が確実にキレます。 最悪、聖杯戦争の進行妨害者として粛清に乗り出しかねませんね」 「……そこまでして来るもんなんですか?」 「魔術は秘匿すべしと聖杯戦争は暗闘を前提に戦うと言う二つの原則を破っています。 少なくとも土地を管理するセカンドオーナーは絶対に黙っていませんよ。放っておくと管理者が協会に粛清されますから」 「大変なんですねセカンドオーナーって」 「しかし宝具の性能自体はロムロスの戦闘をより有利にするものなので、上手く相手を宝具使用可能な戦場に誘き寄せるなりして積極的に使って行きたいです」 「宝具を使わないで勝つってのは無理ですか?」 「ロムロスの能力値は対魔力を含めて全てセカンドランクを超えているので相手によっては不可能ではないでしょうね。 また相手との相性次第では雨乞いスキルが効力を存分に発揮したり、言語理解スキルを上手く使って諜報活動をしたりといった事もあるでしょう」 「あの核心部分なんですけどロムロスの評価はどうなんでしょうかねヴァゼットセンセ?」 「宝具の運用方法さえ間違わなければそんなに拙いサーヴァントではありません。清姫よりは全然扱い易いものですよ」 「ちなみにヴァゼットセンセー的には?」 「彼との相性は結構良いですね。ロムロスの宝具の使用中は私の魔力を自分の為に総動員出来るのでその間に敵マスターを潰せます」 「「おお凄い自信だぞこの人!!」」 「次はキャスターのアンティオの聖マルガリータをいきます」 「この人って女の人なのに大きいですねえ」 「………そうですね…(私よりも大きいとは……聖マルガリータナイスですb)…彼女はこれだけでお勧めしても良いかもしれません」 「へ?」 「いえ何でもありません。聖マルガリータの特徴としてはキャスターの割には聖霊の加護と耐久値で妙にタフです。あと伝承の属性として悪魔系とは相性が良い」 「どんな魔術使うか判りますか?」 「彼女の背景から考えればカテゴリ的には魔術ではなく代行者が扱うような秘蹟か聖人が扱う奇跡の類でしょう。残念ながら内容は不明としか。 ただ宝具の性能や保有スキルを見ると特定条件下で威力を発揮する限定タイプのサーヴァントっぽいですね」 「でその宝具『産まれ出ずるべき光』ですが『鮮血神殿』や『暗黒神殿』の様な宝具や荒耶マンションの様な胎内封入系の宝具には絶大な威力を発揮します。 特に荒耶マンション系の結界の破壊=本体にダメージが成立する宝具に対しては無敵と言ってもいいかもしれません」 「なんて言ったって悪魔だかドラゴンだかの腹を掻っ捌いた十字架ですもんね」 「あまり強力なサーヴァントでは無いですが、私は好きです。というか私が聖マルガリータと組んだ場合は私が勝たせます」 「あの……マスターヴァゼット?それってサーヴァントを召還する意味が本末転倒になるんじゃ……?」 「次はアーチャーエウロペに入ります」 「……なんか貧弱な感じのステータスですねこれ……そして ま た お ま え か エロ神様」 「伝承からして明らかに非戦闘系の人物ですから。まあ見ての通り完全に宝具ありきのサーヴァントで間違いないでしょう」 「宝具使えないような状況になったら即死でしょうねこの人」 「エウロペの運用時の注意点はそこです。彼女を攻略するなら宝具を使えない状況に追い込めば後は簡単に倒せます。 エウロペのマスターはそういう状態にならないように敵の情報などを出来るだけ多く手に入れた方が良いでしょう。 エンキドゥの様なタイプは特に天敵です。もし何の準備も無く出会ったらその時点で負けと言ってもいい」 「ちょっとエウロペさん駄目駄目じゃないですか!」 「ただし英雄本体が貧弱な分宝具がより強力なものを持っています。 『青銅の守護巨神』は飛び道具持ち18mの巨大ゴーレム。『天星猟犬』は非常に汎用性の高い猟犬。 特に『天星猟犬』はエウロペと相性の悪いアサシンに攻撃に対しての生命線になります」 「あれ?エウロペってアサシンと相性悪いんですか?」 「まず良くは無いでしょうね。英雄達から見れば彼女自身は戦闘に関するスキルは何も持ってないと言っても良いようなレベルですから。 彼女単体の力では高い気配遮断スキルを持つアサシンの奇襲は防げない可能性が高い。そこでこの猟犬の感知力が役に立つと言う訳です」 「つまり撃たれる前に発見して撃ち落す理論ですね!?」 「はい。あと『青銅の守護巨神』の特徴から言っても進攻するのは滅法強いですが座して防衛するのは得意とは言い難い」 「ウルトラマン並に大きすぎますもんね……陣地に引き篭って~とかいってる場合じゃないですね。 仮にウルトラマンタロスを周囲に潜ませておいてもアサシンの攻撃に気付かなければ全く意味が無いですし」 「よってかなり癖のあるアーチャーと言えます。極端に強かったり弱かったりするので上手く戦況を呼んで流れに乗る事が勝敗の分かれ目に繋がるでしょう」 「次はせっかくなのでアサシン、シモ・ヘイヘをやります」 「軍人!軍人!赤軍を蹴散らせー。っていうかこの人死亡時期が聖杯戦争期間ギリギリですね。死んで即召還、アレ俺はなぜ此処にいる?みたいな事になりそう」 「シモ・ヘイヘは先ほど解説したエウロペと天敵関係になるアサシンですね」 「このヘイへさんステータスは最低ランクですけど宝具の能力がかなりえげつないなぁ」 「まずスキルに一切無駄が無い。全保有スキルが彼の宝具『白い死神』の力を補助するのに役に立っています」 「これ正直な話防げるんですか?なんか一見無敵っぽいんですけど」 「危険に対する勘が優れている者や特に防御力に優れている者辺りでないとかなり厳しいと思われます。 仮にサーヴァントが乗り切れてもマスターは無事では済まないでしょう。 戦闘能力だけで言えば全然大した事はありませんが暗殺者としては非常に強力なサーヴァントです」 「ふ~むむむ。ところでエウロペとは天敵同士って話でしたけどあれってどういう意味ですか?」 「防衛力の低いエウロペをヘイへが遠距離から撃つってのは当然の話ですが、 逆にエウロペの『天星猟犬』の気配探知の判定にヘイへが引っかかる可能性もあるからですよ。 ヘイへの欠点としては戦闘力が低いので影から引きずり出してしまえば脅威度は格段に落ちますので」 「ほ~ぅ。あ!もしかして絡め手の得意なキャスタークラスも相性良くなかったりしません?」 「ええ正解です。キャスターとヘイへがと言うよりはキャスターとヘイへのマスターがですけど」 「ヘイへと別行動中にマスターへ攻撃や、仮にヘイへさんがそばに居てもキャスターの魔術攻撃からは守り通し難い、って事かあ」 「マスターの性能が高くないとヘイへを上手に使い切るのは難しいでしょう。正直主従が一緒に行動する利点が余り無いアサシンなので。 ただ第四次聖杯戦争を生き残った衛宮切嗣や聖堂教会の代行者、言峰綺礼のような単独で行動しても全く問題ないマスターとは抜群に相性がいいです」 「最後にヘイへの運用に当たっての注意事項ですが護りに回った時点で負けです。常に攻めて攻めての攻勢で行かないと負けます。では次」 「皆鯖五次の本命の一人、ライダーチンギス・ハンです」 「この人が本命なんですか?てっきりセイバーが本命だと思ってましたよ俺」 「セイバーの方も本命ですが、日本での知名度で言えばチンギス・ハンの方が上かもしれませんね。ガウェインとは違い必ずどこかで耳に歴史人物ですから」 「ステータスはその辺の騎兵クラスよりは上。伝承から考えると敵に厳しく味方に優しいダークヒーロータイプと言ったところでしょうか?」 「なんか属性や方針的にも某征服王と対極っぽそうですねぇ。今此処に先生が居たら何て言ったんだろ?」 「主武装とスキルから考えても騎乗物から下ろして戦わせるよりも騎乗した状態で戦わせた方が断然強い。特に早駆けの乗法スキルが味噌です」 「このスキルの元ってモンゴル帝国がやってた一人に馬数頭を与えて一頭が疲れてきたら別の馬にチェンジってやつでしょう?」 「恐らく。あとさらにカリスマと軍略を持っているので、割と『王の葬列』で宝具戦を即選択するライダーマスターも少なくないかもしれませんね」 「あのーそんな簡単に宝具って使って良いもんなんですかマスターヴァゼット?」 「『王の葬列』の使用は別に問題は無いでしょう。まだ『四駿四狗』と『屍喰らいし天』が残っていますから。 私の見立てでは並大抵の敵ならば『四駿四狗』で戦闘終了になるしょう。それ程に彼のスキルは先のヘイへと同様に宝具と相性が良い」 「幻想種クラスの獣が最大八頭も居ますもんね。幻想種は一匹でもとんでもなく面倒な敵って先生も言ってましたし」 「この対軍宝具の特徴は、宝具を使って段階的にパワーアップさせるという他の宝具には無い特徴があります。 例えば『王の葬列』で500体の兵を召還したらその500体の兵を使って『四駿四狗』を練り上げ、さらにその八頭を使って『蒼の狼』を呼び出します」 「……ぶっちゃけこれってかなり手間なんじゃ?」 「確かに欠点も有る宝具ですけど利点もちゃんと存在しますよ」 「本当に?」 「これだとより戦略的な宝具運用が出来ますから。指揮官であるチンギス・ハンからしてみればベストの宝具と考えられます。 一例ですが1000体兵を召還しその全てを使って『四駿四狗』を全頭作る必要はありません。 500体だけ使って何頭かの『四駿四狗』を作ると言った状況に応じた戦力調節をしてもいいわけです。特に八頭全部の同時運用は魔力負担が非常に大きいですから」 「おおーっ!凄いですよ!ヴァゼットセンセー!!」 「しかしこの宝具にも欠点はあります。『屍喰らいし天』の使用には『四駿四狗』が八頭全てが必要になりますから一頭でも潰されていれば使用出来ません。 ただその分『屍喰らいし天』が発動した時の報酬は大きい。神獣クラスの幻想種が相手では対城宝具かランクの高い対軍や対人宝具でも無いとまず倒せないでしょうね。それから───」 「この宝具を使用する際には場所に十分注意して(四駿四狗の)用量(死屍蒼狼の)用法を守って正しくお使いください。俺との約束だっ!ですよね!?」 「補足感謝します。ですのでこのポイントがチンギス・ハン攻略の分かれ目になるでしょう。如何にして最終宝具にクラスアップする前に『王の葬列』や『四駿四狗』を削れるか。では最後行きます」 「皆鯖五次の本命その二、セイバーガウェインです」 「俺この人知ってますよ。円卓の騎士の一人で有名な騎士ですね?」 「知名度、能力値、伝承から考えても強力な英霊から選抜されるセイバークラスの中でもかなり強力な部類のセイバーです。おまけに非常に扱いやすい」 「うわぁぁあ!つかマジすげえ強いんですけど!!超カッコいいぃぃぃい!」 「強い硬い速いの三拍子加え、魔術や精神攻撃にも強く、非常にタフネス。 彼と真っ向から勝負した場合止められそうなのが皆鯖五次だとチンギス・ハン位しか居ないですね……彼が相手だと私では太刀打ち出来ない……」 「当たり前じゃないですか!この大英雄に勝つ気ですか!?何考えてるんですかヴァゼットセンセー!!?」 「シャラップ!授業中は私語を慎みなさい!────フラガラック───ッ!!」 「──────アーッ!!!!?」 「こほん……少々授業妨害がありましたが授業を再開しましょう。何か質問はありますか?」 「………。(おいおいおい!フラットが星になっちゃったぞ……マジ怖えぇぇぇえ!)」 「…………。(強いて質問するならさっきの凄いビームみたいなのは何だったか訊きたい。でも訊かない、だって死んじゃうもの…)」 「無いようですね。さて宝具の『不滅なる誠の緑衣』ですが一度限りでは有りますがどんな武器の攻撃からも守ってくれる防御宝具となります。 ただランクがCランクなので大きくランクが離れている宝具によるは保障は出来ませんがCランク以下の宝具ならほぼ無敵でしょうね。 魔術に関しては判定外ですがまあ対魔力が強力なので問題ありません。ガウェインの性能が非常に高いので使い方次第ではこの宝具だけでも敵を討ち取れます」 「では彼の切り札である『燦然たる陽光』に入りますが、持ち主の力を聖剣を通して放つエクスカリバーとは逆に、聖剣の力を持ち主に流すタイプの宝具のようですね」 「このガウェインも聖マルガリータと同じくある種の限定タイプのサーヴァントです。 日中は街中での戦闘は原則に引っ掛かるため無理ですが、人の居ない郊外などでならば十分に活用出来るでしょう」 「マスターたちの工夫次第で問題無く使える分まだマシってことか。確かに砂漠のど真ん中で海限定使用の宝具とかよりは全然何とかなる」 「そう言えばラメセス二世も日中に無敵とも言える性能を持っていますが、この二人が戦うと凄いことになりそうですね。 普通じゃまず考えられない回数の真名解放による宝具大合戦になるでしょうからある意味凄く見たい様な見たくない様な戦いですフフ」 「な……なんで、ヴァゼットセンセーがラメセス、二世を知ってるん、ですか?」 「い生きていたのかフラット!しっかりしろ明らかに致命傷だが傷跡は小さいぞぉぉ!」 「それはですねフラット君。私はこの講義に備えて今までの講義の予習してきたからです」 「そ、それは偉い…俺らのベルベット先生にも見習って、ほしいところです、ぐふっ」「さらばフラットォォ!」 「さて肝心なガウェインの攻略法ですがナチュラルに強いのでハッキリ言ってこれと言ったものがありません。 精々早期にガウェインの真名を看破して間違っても日中に彼と戦うなという程度しか助言出来ませんね。残念ですが実力で勝つかマスターを潰しましょう」 「では授業をコンパクトに纏めてみた皆鯖五次の総評に移ります。 皆鯖五次で純粋に強いのはセイバーのガウェインですが基本深夜に戦闘と言う聖杯戦争の特性上チンギス・ハンの方が若干有利かもしれないですね」 「ところでそのチンギス・ハンの蒼き狼は大きい過ぎるんですけど大丈夫なんですか?」 「神狼は使用タイミングを自分で選択出来る分まだ避けられるリスクです。常に大きい清姫に比べた可愛いものですよ」 「順当に戦況が進めば決勝まで残ってるのはガウェインとチンギス・ハンで決まりでしょう。 残念ですがこの二人は英雄としての格が他とは違いますから。時点に神性の高いロムロスと言った感じですか」 「はい質問です。番狂わせは無しですかミス・バゼット?」 「番狂わせが起こるとしたら、アサシンとして非常に強力なヘイへの狙撃と清姫の『消えぬ情念』に注意することですね。 特にヘイへの奇襲は油断しているとマスターが意図もアッサリと死にます。遠距離から攻撃して来ますからマスターでは撃たれるまで気付きようがない」 「ハイ!ヴァゼット臨時教諭~。全く名前の出ないノッポで可愛くないキャスターは駄目駄目なんですか?」 「長身女性蔑視発言禁止フラガラック!!」 「プァアァアアアアァアーッ!???」 「問題ありません。聖マルガリータは私が勝たせます。では以上で皆鯖第五次の講義を終了します。起立、礼! では生徒の皆さんお元気で。(スタスタスタ、ガチャ…あれドアが開かない?ガチャガチャガチャ!…………ドゴーーン!)よし、では皆さん失礼」 「ああ、マスターV早く帰ってこないかなぁ……」 ~FIN~
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朝・アインツベルン城 「おはよ……セラ、リズ」 「おはようございますお嬢……様」 「どうしたのよ人を顔見て固まったりして」 「イリヤ、はい鏡」 「……なによこれーっ!!」 イリヤのおでこ , ―‐、 rm i ・・ i rm ~~~` ` ~~ | |~~` ` ~~~ ー KILROY WAS HERE! 午前・大河邸 「ガオ~~~~ン!!!!」 家中のありとあらゆる場所に , ―‐、 rm i ・・ i rm ~~~` ` ~~ | |~~` ` ~~~ ー KILROY WAS HERE! 正午・教会 「さて今日も楽しいマーボータイ…ム……グアアアアアアッッッ!!」 食べつくされたマーボーの空皿 , ―‐、 rm i ・・ i rm ~~~` ` ~~ | |~~` ` ~~~ ー KILROY WAS HERE! 午後・間桐邸 「な、なんじゃこりゃーーー!?」 全ての蟲に , ―‐、 rm i ・・ i rm ~~~` ` ~~ | |~~` ` ~~~ ー KILROY WAS HERE! 夕方・遠坂邸 「あ、あの腐れサーヴァント…ぶっ殺す!」 買ったばかりの最高級宝石 , ―‐、 rm i ・・ i rm ~~~` ` ~~ | |~~` ` ~~~ ー KILROY WAS HERE! 夜・柳洞寺地下 大聖杯 , ―‐、 rm i ・・ i rm ~~~` ` ~~ | |~~` ` ~~~ ー KILROY WAS HERE!
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サーヴァント 黒の大陸に登場する新たなクリーチャー。 一般に言う“召使”よりは“使い魔”に近いように見て取れる。 ストーリーでは悪魔竜に襲われ全滅したホムンクルスが黒の冥王の魔力の影響を受けて生まれ変わった姿。 名前の法則は「○○軍団長~(ソロモン72柱の悪魔)~」又は「総司令~(ソロモン72柱の悪魔)~」 種族「サーヴァント」を持つユニット フォースセンチュリー ベーシックパック 黒雲軍団長ガープ 愚連軍団長シメイス 魔槍軍団長ベレト 邪剣軍団長ナベリウス 妖術軍団長アンドラス 謀略軍団長イプス 総司令ベリアル 外部関連リンク wiki 使い魔
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マスターの代わりに戦ってくれる存在。前線を担う存在であり、彼らがいる限り戦闘フェイズ中にマスターが傷つけられることはない。 既存サーヴァントのスキル数は5。ただし、バーサーカーのみ上記の条件からスキル数-1している。 基本的にはクラススキルを1つ以上習得している。また、本来失っているクラススキルを所持していたり、代わりのスキルや宝具を所持していることがある。 サーヴァントは配布式 HPは原則10である。 以下配布の流れ 募集締め切りまで優先順位を付けたクラス3つと各クラス後に数字を宣言する。 ↓ その後、希望クラスが被ってない者から配布を行い、希望クラスが被った場合GMが抽選などで決める。 ↓ 優先順位順に配り終えた後、一つも希望クラスがなかったものは余ったクラスをランダムで配布する。 原則、希望クラスは基本クラスのみである。 EXクラスを希望する場合マスタースキルである枠外召喚を選択すること。
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セイバー アルトリア オルタ ガウェイン ジークフリート SHIROU ネロ モードレッド ランスロット 無名(オリ) ランサー アルトリア ヴラド三世(Apocrypha) ヴラド三世(EXTRA) エリザベート カルナ クーフーリン ディルムッド 武蔵坊弁慶 アーチャー アタランテ エミヤ カルナ ギルガメッシュ ダビデ ロビンフッド ライダー アストルフォ イスカンダル カルナ ゲオルギウス フランシス・ドレイク メドゥーサ キャスター アンデルセン クーフーリン シェイクスピア ジル・ド・レェ 玉藻の前 ナーサリーライム ネロ メディア アサシン ジャック・ザ・リッパー セミラミス ハサン(腕) ハサン(百) ランスロット 李書文 バーサーカー アルクェイド 坂田金時 スパルタクス フランケンシュタイン ヘラクレス メルトリリス ランスロット 呂布 エキストラ セイヴァー ルーラー ジャンヌダルク
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マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 一時限目 マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 二時限目 マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 三時限目 マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 四時限目 マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 五時限目 マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 六時限目 マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 七時限目 マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 補習授業